前節で入力した気温を低い順に並べて最低気温を確認したいことがあると思います。そのときには ``gsort`` を使いましょう。 使い方は簡単です。``gsort`` のあとに、並べる基準にしたい変数を書きます。小さいものから順番に並べたいときは ``+`` を変数の前につけて、大きいものから順番に並べるときは ``-`` をつけてください。例えば次のようにすると ``temp`` について小さいものから順番に並びます。 gsort +temp ![データエディタ](data_editor_13.png) うまく並びましたね。小さいものから順番に並べることは一般に「昇順」、大きいものからなべることは「降順」といいます。 さらにたとえば「北海道の中で一番高い気温が知りたい」という、ちょっと複雑な並び替えもできます。 gsort +point -temp このようにすると、まず ``point`` の名前順に並び替えてくれて、さらに ``temp`` について降順(大きいもの順)に並び替えてくれます。 ![データエディタ](data_editor_14.png) 一番上に、``Hokkaido`` の最高気温が含まれていることがわかります。同様に ``Tokyo`` の最高気温が8行目にあり、東京の並びのなからでは一番うえにあることもわかります。 元々の並び方は ``serial`` という変数に入れてありましたので、次のように実行すればもともとの並び順になります。 gsort +serial