Stata は様々なグラフを描くことができます。まずコマンドに以下のように入力してみましょう。
. histogram weight
(bin=8, start=1760, width=385)
すると次のような図が表示されます。

これは `weight` (車の重量)の分布を表したヒストグラムです。縦軸は `Density` 密度となっています。以下のようにオプションをつけることで、そのバーに含まれる台数を示せます。
. histogram weight, frequency
(bin=8, start=1760, width=385)

縦軸が ``Frequency`` に変わったことを確認してください。このヒストグラムをみると、重量が 2000から4000 lbs のあたりで同じように分布していることがわかります。lbs は重さの単位でポンドのことです。2000 ポンドで 908 キログラムくらいなので、だいたい1−2トンのあたりで分布しているようです。
ところで ``histogram`` や ``frequency`` といった長い単語を入力すると間違いが増えますし、なにより入力するのが面倒です。Stata ではコマンドを省略することができます。たとえば上の例なら、次のように省略することができます。
. hist weight, freq
(bin=8, start=1760, width=385)
かなり楽ちんになりましたね。ちなみに ``histogram`` は ``histog`` や ``histo`` などに略しても動きます。
どの程度まで省略できるか心配になるかたに、確認の仕方を教えましょう。``help hist`` で ``histogram`` のヘルプを開き、``Syntax`` をみてください。よーくみると ``histogram`` の ``hist`` のところまで下線が引いてあると思います。この下線のところまでが最低限書かないといけないコマンドです。したの ``option`` のところをみると ``frequency`` の ``freq`` までに下線が引かれていると思います。
