第7章 入出力と保存 ・ ノック 100 / 100 ・ [[000 - はじめに(使い方と目次)|目次]]<br> ← 前 [[099 - ネット上のデータを読み込む]] > [!info] R を終了する前に知っておくこと > R を終了するには `q()` を実行します。「Save workspace image?」と聞かれたら、通常は `n`(いいえ)を選ぶのがおすすめです。ワークスペースを保存すると前回のオブジェクトが次回も残りますが、再現性の観点からは毎回スクリプトを実行し直す方が安全です。 > > 大切なのは「メモリ上のオブジェクト」と「ディスク上のファイル」の違いです。`df` のようなオブジェクトは R を閉じると消えますが、`write.csv()` や `saveRDS()` で書き出したファイルはディスクに残ります。今章で学んだ保存の方法を使えば、大切な成果をきちんと残しておけます。 ## 問題 `q()` を使って R を終了する流れを確認してください。また、R を閉じたあとにオブジェクトが消えることを、`rm()` と `ls()` で模擬的に体験しましょう。 > [!tip] ヒント > `rm(df)` でオブジェクトを削除し、`ls()` で何も残っていないことを確認します。実際に終了する場合は `q()` を実行します。 > [!success]- 回答を見る > ```r > df <- data.frame(x = 1:3) > saveRDS(df, "/tmp/df_final.rds") > rm(df) > ls() > # 実際に終了するときは q() を実行する > ``` > ``` > character(0) > ``` > `character(0)` は「オブジェクトが一つもない」という意味です。ファイルとして保存した `df_final.rds` はディスクに残っており、次回 `readRDS()` で読み戻せます。100本のノックを通じて、データの読み込み・加工・可視化・保存まで一通りの流れを身につけました。 --- 100本ノックを最後まで進めてきました。最初はワーキングディレクトリの意味さえ分からない状態から始まり、ベクトル・データフレーム・可視化・入出力まで順を追って学んできました。ここで学んだ操作はどれも実際の研究データを扱うときに役立つものばかりです。次のステップとして、自分のデータを使った解析や、tidyverse のさらなる機能探索に進んでみてください。