## パッケージとは R本体は「走る・止まる・曲がる」だけができる車のようなものです。それだけでも一応動きますが、実際の解析でRを使おうとすると、すぐに「それはできません」という壁にぶつかります。 Excelを読み込みたい、きれいなグラフを書きたい、統計モデルを使いたい、といった機能は、追加でインストールしないと使えません。この追加機能のことを **パッケージ** と呼びます(「ライブラリ」とも呼ばれます)。 カーナビ、エアコン、音楽プレーヤーなど、車に後付けで機能を増やしていくようなイメージです。RStudioの画面右下に「Packages」タブがあり、今使えるパッケージの一覧が表示されています。 --- ## パッケージを使うまでの2ステップ パッケージを使えるようになるまでに、2つの別々の作業が必要です。 ### 1. インストール(最初の1回だけ) パッケージをパソコンに保存する作業です。1回やれば、以後は必要ありません。 ```r install.packages("パッケージ名") ``` ### 2. 読み込み(毎回必要) インストールしただけでは使えません。Rを起動するたびに「このパッケージを使う」と宣言する必要があります。 ```r library(パッケージ名) ``` > カーナビを購入して車に取り付けるのがインストール、出発前に電源を入れて使えるようにするのが `library()` のイメージです。 --- ## 福井大学のネットワーク内でのインストール 福井大学の学内ネットワークでは、そのままパッケージをインストールしようとすると**途中で固まります**。大学のネットワークがプロキシという中継サーバーを経由しており、Rがそれを自動で認識できないためです。 ### プロキシを設定してからインストールする 以下のコードを実行してから、`install.packages()` を使ってください。 ```r # プロキシの設定 Sys.setenv(http_proxy="http://ufproxy.m.cii.u-fukui.ac.jp:8080/") Sys.setenv(https_proxy="http://ufproxy.m.cii.u-fukui.ac.jp:8080/") ``` ### 設定の確認 ```r Sys.getenv("http_proxy") Sys.getenv("https_proxy") ``` 以下のように表示されれば設定できています。 ```r [1] "http://ufproxy.m.cii.u-fukui.ac.jp:8080/" [1] "http://ufproxy.m.cii.u-fukui.ac.jp:8080/" ``` > コピペでの動かし方が分からない方 → [[R - Rプログラムをコピペして動かそう]] ### 固まってしまったら Optionキー(ALTキー)を長押しして「プログラムから終了」でRStudioを強制終了し、再起動してプロキシ設定から始めてください。 --- ## よく使うパッケージ | パッケージ名 | できること | |---|---| | readxl | Excelファイルを読み込む | | tidyverse | データ整形・グラフ作成(複数パッケージのセット) | | survival | 生存時間解析 | | tableone | 患者背景表(Table 1)を作成する | --- ## 関連記事 - [[R - Rプログラムをコピペして動かそう]] - [[R - エクセルファイルを読み込んでみよう]]