## 考察の段落構成 考察は、おおむね次の流れで組み立てます。 - 一段落目: 本研究のまとめを書きます。 - 二段落目以降: 過去の研究との比較を書きます。「過去研究ではこうだった、本研究はここが違う、その理由はこう考えられる」という形にします。読み手は、この位置に他研究との比較が来ると思って読みます。 - 全体で4〜5段落が一般的です。最後に Limitation(限界)のセクションを必ず置きます。 ## 文献に基づかない推測を長く書かない 文献を引かず、自分の推測だけで長く書くと、「根拠なく理由を付けている」と受け取られます。推測が長くなったら短く圧縮し、ほかの段落とまとめます。考察が長いのに引用文献が極端に少ないのは要注意です。文献を足すか、考察そのものを短く絞ります。似た内容の段落どうしはまとめ、段落自体を短くしてかまいません。 ## 「推測される」で止める 各段落は「過去の研究からこういうことが推測される」で終えてかまいません。そこから先の感想や主張は、極力減らします。どうしても書きたい主張は、結論の最後に短く触れる程度にします。読み手は論文を読み慣れているので、根拠の薄い書き方はすぐ見抜きます。 ## 注目させた結果は必ず回収する 結果で「あえてこの結果を示した」と注目させた点は、有意差を認めなかった点も含めて、必ず考察で取り上げます。ドラマの伏線と同じで、張った伏線を回収しないと読み手はいらいらします。 各セクションの役割は [[論文 - 各セクションの役割を守る]]、結果との対応は [[論文 - 目的と結果と結論をそろえる]] も参照してください。